お金が必要になり借りようと消費者金融に申し込みをしても、審査に落ちてしまって借りられなかったという人は少なくありません。
なぜ審査に落ちてしまったかがわからなければ、今後いくら申し込みをしても審査に通る事は難しいでしょう。
こちらでは審査に通らなかった方に、その理由と対策について詳しく説明したいと思います。
このページの目次
審査に落ちる6つの理由
審査に落ちるという事は、必ず理由があります。
審査基準は各消費者金融で公開はしていませんが、これまでの統計からどのような基準で審査しているのかという目途は付きます。
消費者金裕.shopがまとめた、審査に通らない6つの理由をご紹介します。
理由1 属性が基準に達していない
キャッシングの審査でまず見られるのが、その人の属性についてです。
属性というのは、年齢や勤務先、年収、勤続年数、居住形態などの事です。
キャッシングの審査では、これらを点数化してそれを合算して判断します。
例えば年収が少なく、勤続年数も短い、そして賃貸物件に住んでいるなど、点数の低い項目ばかりだった場合、合計の点数が基準に達しないため審査に落ちてしまうという事があります。
審査における年収の重要性
消費者金融での審査において「年収」はとても大きな要素となります。
年収が多ければ多いほど、返済能力が高いと見なされ審査には有利です。
ただし、審査に必要なのは年収の高低だけではありません。
収入が安定しているかどうかも、重視されるポイントです。
例え年収が平均より高いケースであっても、収入が入るタイミングが一定していなければ審査には不利になります。
逆にアルバイトで年収がそれほど高くなかったとしても、毎月定期的に長期間収入がある人の方が審査に通りやすくなります。
勤続年数も重要になる
お金を借りた人がすぐに仕事を辞めてしまうようでは、返済能力がなくなってしまいますから、消費者金融の会社としては困ったことになってしまいます。
審査の際に、しばらく辞めずに現在の収入が続いて行くと判断してもらうためには、それなりの期間の勤続年数が必要になります。
属性を見直してみる
属性はこの後ご説明する信用情報に比べれば、大きなファクターとは言えませんが、それでも基準に達していなければ審査に通れないのも事実です。
ここであなたの属性を見直してみましょう。
年齢
属性の中で年齢は大きく影響する要素になります。
多くの消費者金融では、キャッシングの申し込みが出来るのは20歳以上60歳以下に設定されています。
その中でも審査に通りやすいのは、20歳の後半から50代の前半までの方です。
要するに働き盛りで、収入が安定している人が多い年代という事です。
年齢を自分で操作するわけにはいきませんが、審査に通らない条件にもなるという事を覚えておきましょう。
収入
属性の中で最も重要なのは「収入」です。
どこの消費者金融でも申し込みには、定期的な安定した収入がある事が条件とされています。
定期的な収入とは、一般的に毎月1回以上の収入がある事を言います。
また年収額も200万円以下など極端に少ないと、審査に通らない可能性も出てきますし、通ったとしても借入可能額は少額になる事が多くなります。
勤続年数
今働いている勤務先でどれくらいの期間働いているかも、大きな要素になります。
いくら安定した収入があったとしても、勤続年数が半年以内だったりすると審査に通らない可能性があります。
居住区分
現在住んでいる家が賃貸物件である場合には、属性の点数は低く評価される事になります。
毎月家賃を支払うので、返済能力が低いと考えられるためです。
職業
消費者金融の審査の際に不利な職業があります。
例を挙げると次のような職業です。
- 水商売
- 風俗業
- 小説家
- 画家・音楽家
- 芸能人
ようするに収入が安定せず、いつまで収入が続くかわからないような職業が不利と言えます。
対して、公務員や大手企業の会社員などであれば、審査には通りやすいと言えるでしょう。
理由2 信用情報に事故記録がある
審査で重要なのは、ここまでにご説明してきた属性と、もうひとつ「信用情報」です。
「過去のキャッシング」と「現在のキャッシング」についてを見られる事になります。
過去のキャッシングにおいて、返済を遅延や延滞したり、債務整理などを行った事があれば、審査に落ちる可能性は高くなります。
また現在、他の消費者金融で多額のキャッシングを利用しているようであれば、やはり審査に通る事は出来ません。
理由3 在籍確認が取れなかった
消費者金融に審査の申し込みをした時は、必ず勤務先への在籍確認があります。
これが取れないと審査に通る事は出来ない事になります。
方法としては、勤務先に担当者が電話を掛けてその人が在籍しているかを確認します。
本人が電話に出なくても、その会社に在籍している事がわかれば完了です。
ただし、何らかの原因で在籍確認が取れないと審査に落ちる事になってしまいます。
社員数の多い企業や派遣社員の場合など、あらかじめ在籍確認の対策を考えておいた方が良いでしょう。
電話以外での在籍確認
金融機関によっては、書類の提出など電話以外の方法で在籍確認をとる事が可能な所もあります。
電話での在籍確認を避けたい場合には、電話以外でも可能かどうか問い合わせてみるという方法もあります。
理由4 過去に保証会社で返済を遅延した
銀行では、消費者金融の会社が保障会社に設定している所があります。
過去にその保証会社のキャッシングを利用した事があり、かつ返済を遅延した事がある場合などには、審査が厳しくなります。
主な銀行の保証会社は次の通りとなっています。
- 三菱UFJ銀行 … アコム
- 三井住友銀行 … プロミス(SMBCコンシューマーファイナンス)
- みずほ銀行 … オリエントコーポレーション
- オリックス銀行 … オリックスクレジット・新生ファイナル
- ソニー銀行 … アコム
理由5 借り入れ希望額が大き過ぎた
キャッシングの申し込み時には借り入れ希望額を申告します。
この額がその人の属性に見合った額以上であった場合、審査に通落ちる可能性があります。
借り入れ希望額はなるべく少ない金額で申告した方が、審査には通りやすくなります。
もし利用を続けて行って返済能力を認めてもらえれば、今後増額する事も可能ですから、最初は少なめな額を希望しましょう。
10万円程度までの希望額が、最も審査に通りやすいと言われています。
理由6 専業主婦など安定収入がない人
総量規制の適用内の消費者金融では、専業主婦などの収入がない人は審査に通る事は出来ません。
総量規制とは、その人の年収の3分の1以上の金額を貸してはいけないという法律です。
もし専業主婦がお金を借りたいという場合には、総量規制に制限されない銀行のカードローンに申し込む必要があります。
しかし現在では、専業主婦の申し込みは受け付けないという銀行のカードローンも多いので、専業主婦でも利用出来るかどうかを確認した上で申し込むようにしましょう。
次の審査に通るためには
既にキャッシングの審査に一度落ちてしまっている場合には、次の審査を通るためにどうしたら良いか考えてみましょう。
中小の消費者金融に申し込む
審査に落ちたという事は、申し込みをした金融機関の審査基準を満たさなかったという事になります。
自分の属性をよく見直して、その属性でも通過できる金融機関を探してみましょう。
おすすめと言えるのは中小の消費者金融の会社です。
大手消費者金融と比べると、若干属性が低い方でも審査に通りやすい傾向があります。
クレジットカードのキャッシングを利用
消費者金融での審査と、クレジットカードの審査では、大きく審査の基準が違って来ます。
なぜなら審査で照会する信用情報機関が違うからです。
もし自分が信用情報が原因で審査に落ちたと思う方は、違うジャンルの審査に申し込んでみるのもひとつの案です。
信用情報の事故記録が消えてから申し込む
過去に延滞や債務整理などの金融事故を起こした方は、審査には大きく不利になります。
ただし、どんな情報が残っているかにもよりますが、5年~10年で事故の記録は消えます。
その記録が消えてから審査の申し込みをすれば通る可能性は高くなります。
自分の信用情報が気になる方は信用情報機関「JICC」に、情報の開示請求する事で確認出来ます。
収入が増えてから申し込む
収入が低い事で審査に通らなかったのであれば、以前より収入が増えた段階で申し込みをすれば通る可能性が高くなります。
同じ消費者金融に申し込みも可能
1度審査に落ちた消費者金融の会社であっても、もう一度申し込みすれば通る可能性もあります。
もちろん同じ条件で申し込んでも通りませんが、属性の点数が高くなっていたり、信用情報の事故情報が消えている事が考えられるからです。
落ちてすぐに申し込んでも無理ですが、しばらく時間が空いて属性の改善などが見られた場合には、同じ消費者金融に申し込みするのも一つの方法です。
他社での借り入れを減らして申し込む
他社の借り入れ状況は、審査で重要視される部分です。
他の属性に問題がなくても、他社で多くの借り入れをしていると、審査に通りにくいです。
ですから他社での借り入れを完済した後で、新たに申し込みをすれば審査に通りやすくなります。
総量規制を超えた時点で他社の審査には通らない
消費者金融の会社は、貸金業法の総量規制が適用され、その人の年収の3分の1以上のお金を貸す事は出来ません。
ですから他社で既に年収の3分の1まで借りている方は、他の消費者金融の審査に申し込みをしても通る事は決してありません。
以上が、消費者金裕.shopがまとめた、キャッシングの審査に通らない理由とその対策です。
これから消費者金融のご利用をお考えの方に、参考になれば幸いです。